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2018-04-08

そのままでドライフルーツ!?デーツの素晴らしさとは


デーツはヤシ科のナツメヤシの実です。その種類は多くいろいろな国で昔から愛されてきたデーツ。デーツの魅力について調べてみました。

デーツが愛されてきた納得の理由

一般的なフルーツは瑞々しさが身上。だから水分含有量は75~95%あります。
ところがデーツはフレッシュなものでも水分含有量は30%。そして摘んだあとは自然に乾いていきます。これはもうそのままでドライフルーツ。保存しやすく携帯にも便利。
完熟した実は栄養価が非常に高く、どこの国でも食され、なくてはならないものとして大切にされました。
昔から最大の産地である中東を中心にシルクロードが結ぶヨーロッパからアジアまで、
遊牧民や商人、王族に、デーツは重要な食べ物として愛されてきました。

祈りと祀り 富の象徴として

キリストが布教を終えてエルサレムに入城したとき、人々はキリストの通る道にナツメヤシの葉を絨毯のように敷き、歓迎したと言い伝えられ、今でも復活祭の一週間前の日曜日にはナツメヤシの葉を祭礼に用います。
ユダヤ教では新年最初の雨乞いの儀式にこの葉を用います。葉はアラブ諸国でもお祭りの時に屋根に葺いたりして使う、なくてはならないものです。
またエデンの園の中央にある生命の樹はこのナツメヤシだと言われていますし、コーランには「神の恵みの果実」と記されています。
紀元前2400年前後頃のものとみられるエジプトのピラミッドのレリーフにはデーツを捧げ持つ男性達や、山盛りに積まれたデーツが描かれています。権力者の偉大さを表すためのレリーフに山盛りのデーツが描かれているということは、富や繁栄の象徴でもあったということですね。
砂漠の厳しい環境のなかでも成長を続け青々と繁るナツメヤシの樹はまたの名をフェニックス、不死鳥と呼ばれ不死や勝利の象徴とも見られていました。ギリシャやローマでは競技の勝利者の冠としてオリーブと同じように珍重され、ローマ軍は先頭にこの葉を掲げて行進したそうです。
イスラム教のラマダン(断食月)では陽のあるうちは一切の食べ物を断ち日没になるとそれを知らせる礼拝の呼びかけがあり、その後イフタールという断食明けの食事を迎えます。このイフタール、1杯の水と1個のデーツから始めるそうです。そのように重要な食べ物がこのデーツなのです。

デーツの効能

昔からなくてはならないデーツ。その栄養価も素晴らしく、砂漠を旅するキャラバン隊は水とこのデーツだけで厳しい砂漠を乗り切ったそうです。
また砂漠の民、べドウィンが視力聴力に優れ健康長寿であるのもこのデーツのおかげだそうです。
栄養素としてはミネラルに加えビタミン群、ナイアシンなどがバランスよく含まれてます。
なかでも血液や骨の形成など身体を維持するために大切なマグネシウムとカリウム、それから細胞を活性酸素の攻撃から守ってくれるビタミンEが多く含まれます。
また造血や細胞を作るのに大事な葉酸がしっかり含まれていることもドライフルーツとしては珍しいことです。水溶性ビタミンB群である葉酸は乾燥させ水分を飛ばす過程で失われやすいものだからです。
でも、元々水分含有量が少ないデーツは少しの乾燥でドライフルーツになるので、葉酸が失われずに残ったのでしょう。
葉酸は赤ちゃんの身体の細胞を作るときにも使われるので妊娠初期や授乳期に欠かせないもの。まさに女性のためのビタミンです。
気になるカロリーは100gあたり266Kcalで生のフルーツに比べると高く感じますが1個として考えると11Kcal。
自然のままの甘味ですが、しっかり甘いのでコーヒーのお供には1個で充分。
そう考えるとカロリー摂取に気をつけたいダイエット中のおやつにもぴったりです。
デーツに繋がるいろいろな物語や遠くの国々に思いを馳せ、いろいろ想像しながら味わってみるのもまた格別ですね。
デーツで美味しいティータイムをどうぞ。

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