ドライフルーツにもカビが生える!保存と食べるときの注意点
ドライフルーツが保存食として冬の食糧不足を救ってくれるというのは過去の話で、沢山の食べ物であふれている現代の日本ではその意味合いは薄れていますよね。
なんでも通年手に入るようになった反面、湿気の多い日本では長い期間放置すると食べ物にカビが生えてしまうこともあります。
そして、乾燥しているはずのドライフルーツも例外ではありません。
ここでは、ドライフルーツをカビから守る保存方法や、食べるときの注意点などをご紹介していきます。
湿度の高い日本と食べ物
日本は湿度が高く、特に梅雨の時期などはジメジメした湿気が肌にまとわり付いて、息苦しく感じるほどです。
そのため、食べ物を常温で放置しているといつの間にかカビが生えていた、なんてこともありますよね。
カビなどの雑菌は繁殖に水分を必要としているため、湿度の高い日本は繁殖にうってつけの環境なんです。
ドライフルーツにもカビが生える
カラッカラに乾かしてある乾物にはカビが生えないから、同じくドライフルーツもカビなど生えないと思うかもしれません。しかし、わずかに残っている水分と、湿度の高い環境があればドライフルーツにもカビは生えます。
また、もともと土の中や生育環境中からカビを取り込んでいる場合もあり、そういった自然のカビを完全に取り除くことは不可能です。
現在は検査機器が発達しているので、先進国から輸入されているものは安心できるといえます。
保存方法と食べるときの注意点
ドライフルーツをカビから守るための保存方法は、冷蔵保存することです。一緒に入っている乾燥剤は捨てずに、食べきるまで一緒においておきます。
カビの中にはチーズなど食べられる種類のものもあり、すべてのカビが悪者というわけではありません。味噌やかつお節など、カビを利用した食品加工方法もあるくらいです。
ですが、有毒な成分を持ったカビももちろん存在していて、私たちがそれらを見分けることは難しいですよね。
それに、カビは黒や白、緑に変色している部分だけについているのではありません。目に見えない菌糸が食べ物のなかまで入っている可能性もあります。
カビの部分だけを取り除いたり、洗ったりして食べるのは避けましょう。ドライフルーツはかさが小さいので、カビが生えていたら食べるのをやめて、周りにある果実も確認するといいですね。
適切な保存方法で美味しく長持ち!
湿気の多い日本では、食べ物を常温で放置しているといつの間にかカビが生えてしまいます。
カビなどの雑菌は繁殖するために水分を必要としていて、ドライフルーツにわずかに残っている水分や湿気によって繁殖が可能です。常温だと、より繁殖しやすくなります。
また、果物を育てるための土や、生育環境にもカビ菌は存在しているので、完全に取り除くことは出来ません。検査機器の発達によって、先進国では徹底した管理がされています。
ドライフルーツにカビが生えないように、保存は冷蔵庫でおこない、乾燥剤も一緒に入れておきます。
カビの菌は食べ物の中にまで入り込んでいる場合があるので、表面の変色している部分だけを取り除いてもあまり意味がありません。もしドライフルーツにカビが生えていたら食べるのをやめて、周りの果実にもカビが生えていないか確認しましょう。