ドライフルーツのアレルギーに注意!原因と対策
目次
なぜドライフルーツでアレルギーが起こるのか?
貴金属アレルギーや貝・肉・野菜など人それぞれのアレルギーがある場合注意をしなければいけません。果物アレルギーの方はもちろんですが、その他のアレルギーを持っている方も気を付けなければいけませんので、ドライフルーツのアレルギーについて詳しく知っておきましょう。アレルギーの種類別に見ていきましょう。
口腔アレルギー症候群
天然ゴムアレルギーや、花粉症のある人の中で果物を食べた時に、唇から喉にかけての違和感やピリピリ感、腫れなどの症状が出る口腔アレルギー症候群が知られています。
例では、シラカバの花粉症アレルギーの人はリンゴ・桃・さくらんぼ・梨などのバラ科植物の果物にアレルギーを起こしやすくなっています。
また、天然ゴム(ラテックス)にアレルギーがある人は、マンゴー・パパイヤなどの南国系フルーツにアレルギーを起こすことがあります。
症状は口まわりのに起こることが多いですが、稀に顔が腫れあがり、呼吸困難に陥るアナフィラキシーショックを起こすこともありますので注意が必要です。
亜硫酸アレルギー
ドライフルーツには酸化防止剤として亜硫酸が添付されている場合があります。
亜硫酸はワインの酸化防止剤として知られており、バルサミコ酢やワインビネガーなどに入っていることがあるものです。
食品添加物としての目的は保存性の向上・酸化防止・漂白です。
症状としては喘息や呼吸困難を起こすことがあると言われています。
金属アレルギー
ドライフルーツには鉄や、同、ニッケル、マンガン、亜鉛などの金属成分が含まれています。
ドライフルーツは干して水分を抜くことにより栄養や成分が凝縮されさらに多くの成分があります。こうした金属は触れると皮膚に炎症を起こす接触性アレルギーの原因となることがあります。食べ物で摂取した場合にもアレルギー症状が出ることがあります。
ドライフルーツだけではなく、チョコレート、紅茶、大豆、海藻、野菜(ほうれん草)など様々な食べ物にこうした成分が含まれているのですが、鉄や亜鉛などは必要不可欠なミネラル分なので金属アレルギーの方は、その程度どのような食べ物を除去すればいいのかを相談する必要があります。
アレルギーに注意しながら摂取しましょう!
果物に含まれるたんぱく質が原因で起こる、口腔アレルギー症候群の場合、果物に含まれているアレルゲンとなるたんぱく質は熱に弱いので、焼きリンゴやコンポートなどのように、加熱するとアレルギーが起きにくくなります。
ドライフルーツの場合も紅茶煮のように、長時間加熱すると症状が出にくくなります。
しかし、100%ではないので様子を見ながら食べ、一度にたくさん食べるのは避けたほうが良いでしょう。また、紅茶にもニッケルなどの金属が多く含まれていますので金属アレルギーの方は紅茶で煮るのは避けましょう。
市販のものが不安な方は手作りしましょう!
自宅で手作りのドライフルーツを作り、アレルギーの不安を解消しましょう!
アレルギーのないフルーツを選び、天日干しやオーブンやドライフルーツメーカーなどを使って簡単に作れてしまいます。栄養が凝縮されている分アレルギーには気を付けていきましょう。