ドライフルーツの洋酒漬けはいろいろ使えて便利!美味しい!
ドライフルーツは健康や美容に良いと何かと注目されています。そんなドライフルーツを洋酒に漬け込むと、グッと日持ちが良くなります。
ドライフルーツそれぞれのパッケージには賞味期限や消費期限が記されています。
「ドライにしたものは、そもそも保存食だから、賞味期限などない」と言う人もいますが、全てのドライフルーツが、完全に乾燥した状態ではありません。外側はドライですが中はしっとり半乾きという物もあります。そこで洋酒に漬け込み保存する工夫が生きてきます。上手に漬け込まれた物では1年間以上保存可能です。ここではドライフルーツの洋酒漬けの作り方や洋酒は何が良いか、利用方法などをお伝えします。
初めてでも簡単!ドライフルーツの洋酒漬けの作り方
作り方は簡単です。お好みのドライフルーツを深さのあるガラス瓶に詰め洋酒を注ぎ入れ、あとはそのまま寝かせてフルーツと洋酒の味が馴染むのを待つだけです。
さて作り方が大体分かったところで細かい注意をいくつか。
まずドライフルーツのオイルコーティングが気になる場合はその油を落とします。油が落ちることで洋酒との馴染みが良くなります。
油の落とし方です。ザルにドライフルーツを広げ入れ、熱湯を回しかけ、しっかりと水気を切り冷まします。水気が残っていたり、温かさが残っているとカビの原因になるからです。
なんだか面倒と感じたら、省略して油を落とさなくても大丈夫。その際は心持ち長めに漬けます。時間が味の馴染みを良くしてくれます。実は洋酒の味が苦手という人は油を落とさないほうが食べやすいかも。
保存用のガラス瓶は、アルコールで消毒しておきます。この工程は省けません。
瓶にフルーツを入れるときは、隅からしっかり詰めるようにして。あとでフルーツが膨らむことを予測して瓶の6分目まで入れます。洋酒はフルーツがひたひたに浸かる程度に注ぎます。時間が経つととフルーツが洋酒を吸い込み膨らみます。フルーツが洋酒から顔を出した状態だとカビの原因になります。洋酒が少なくなったと感じたらその都度注ぎ足してください。1ヶ月ほど寝かせておくと、しっくりと味が馴染んだ洋酒漬けの出来上がりです。1年以上保存でき好きな時に使えますが、暑い季節を越すときは冷蔵庫での保存がいいでしょう。
好みのフルーツ、好みの洋酒で
さて作り方が分かったところで、フルーツは何を漬け込みましょうか。初めてなら定番の干しぶどうをお勧めします。干しぶどうも、実はいろいろな種類があります。紫が濃いブラックコリンズで作られたカランズ、淡い色のサルタナ。シルクロード産のグリーンレーズン。他にもたくさんあるので、ミックスして使うと見たときの色がキレイで目にも楽しいものが出来ます。
他にも手に入れやすいものとしては、真っ赤なクランベリーや濃い青のブルーベリー、いちじく、なつめやしも美味しいです。
ドライフルーツの大きさは、大体でいいので揃えてください。いちじくなど大きなものは、レーズンの大きさに合わせるように刻むと、味の馴染み方が均一になります。いろいろ選んで、あなただけのドライフルーツミックスを作るのも楽しみですね。
漬け込み用の洋酒はブランデーやラム酒が定番。ラム酒は、ダークラムでもホワイトラムでも美味しく出来ますが、色をきれいに仕上げたいならホワイトがお勧めです。他にも、さくらんぼの蒸留酒であるキルシュワッサー、オレンジリキュールのグランマルニエやコアントローなどお勧めは沢山。お好みのものを選んでみてください。お勧めできないのは、ウィスキー。味がキツくて全てのフルーツが負けてしまいます。
作り馴れた人は、アニスやシナモンスティックなどのスパイスを一緒に漬け込み、香りと味に深みを出して楽しんでいるようです。
完成した漬け込みフルーツ、どんなふうに食べる?
出来上がった洋酒漬けは、パウンドケーキを焼くときに混ぜ込んでフルーツケーキにしたり、他にもクリスマスのシュトーレンやプディング、クグロフやパンに仕込んだりする使い方は一般的ですが、実はアイスクリームに添えても美味。それから、チョコレートフォンデュのように、漬け込みフルーツに溶かしたチョコレートをグルリとまとわせ乾かせば、フルーツが芯に入ったチョコボールになります。ソフトな漬け込みフルーツがチョコにとても合います。他にもクリームチーズに練り込みチーズボールにしてお酒のおつまみにしたり、食べ方使い方はいろいろです。
さて、作り方は簡単で用途もいろいろなドライフルーツの洋酒漬け、いかがでしたか。長く保存できるので、一度作れば好きな時にいろいろ使えて便利です。ぜひ作ってみてくださいね。
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