ドライフルーツは離乳食に使っても大丈夫?使い方のポイント
子育て中のお母さんたちが必ず通る道のひとつは、離乳食作りです。食品によっては、いつから食べさせていいのか悩むものもあるかと思います。1歳前の赤ちゃんに、はちみつを与えて亡くなってしまった痛ましい事故もありました。はちみつはボツリヌス菌感染の恐れがあるので1歳を過ぎてから与える食品のひとつです。ではドライフルーツはどうでしょう。使い方のポイントを調べてみました。
離乳食の基本を簡単におさらい
生後5,6か月
離乳食の開始です。まずは1日1回1さじ、10倍粥から始めます。徐々に人参やじゃが芋などの野菜を増やし、白身魚や豆腐などのたんぱく質を加えます。いずれも必ず火を通します。形態はヨーグルト状で、1か月過ぎたころに2回食にしていきます。母乳やミルクはほしがるだけ与えます。
生後7,8か月
この頃になると、赤ちゃんも離乳食に慣れてきます。2回食で、全粥と野菜とたんぱく質1種類を揃えましょう。たんぱく質は、赤身魚やささみ、卵黄も使えるようになります。形態は舌でつぶせる豆腐状が目安です。
生後9~11か月
1日3回食に移行していきましょう。歯茎でつぶせる固さの物が食べられるようになります。目安はバナナ程度です。鉄分が不足しやすいので赤身の魚や肉を利用すると良いです。野菜はやわらかく煮ればほどんど食べられるようになります。乳製品もOKですが、火を通して脂肪の少ないものを選びましょう。
生後12~18か月
離乳食の完了の時期です。歯茎で噛むことができるようになります。軟飯が食べられるようになります。手づかみ食べもしたがりますので、持ちやすい大きさに切ってあげましょう。目安は肉だんご程度の固さと大きさです。
ドライフルーツはいつから?
ドライフルーツは、離乳後期9か月以降から使うことができます。そのままだと固いので、お湯で戻して軟らかくして刻みます。甘みが強いので、少量にとどめておきます。砂糖や油脂が添加されていないものを選び、アレルギー推奨品目の20品目に含まれるオレンジ、キウイフルーツ、もも、りんご、バナナ、その他マンゴーやパパイヤなどは避けてください。レーズンやあんずなど定番のものがよさそうです。ドライフルーツ離乳後期に入ったからといって必ず食べさせないといけないものではありませんので、急がなくても大丈夫です。
離乳食への使い方
ドライフルーツは9か月頃から食べてもいいのですが、念のため12か月以降にチャレンジしてみてくださいね。ドライフルーツは使用前にすべてお湯で戻して細かく刻んでください。
ヨーグルトに入れて
ドライフルーツをヨーグルトに加えるだけ。
蒸しパンに入れて
ホットケーキミックスに牛乳を加え生地を作り、ドライフルーツを加えて蒸すだけ。粉チーズを加えてもおいしい。
パン粥に入れて
食パンを一口大に切って牛乳とドライフルーツを加えます。レンジで加熱すれば温かいパン粥デザートに。
かぼちゃプリンに
ペーストにしたかぼちゃと牛乳を混ぜ、ドライフルーツも加えて耐熱容器に入れます。トースターで焼けばプリンになります。さつまいもでもできます。
やわらかクッキーに
ホットケーキミックスにヨーグルトとドライフルーツを混ぜて生地を作ります。170度に熱したオーブンで5分焼くだけ。
どのレシピもとっても簡単ですので、一度試してみて下さいね。ただし、ドライフルーツは甘みも強いので、赤ちゃんが味を覚えてほしがるかもしれませんが、あげすぎないように気を付けてください。