バナナとマンゴーそれぞれのドライフルーツの栄養は?おすすめの食べ方も紹介
バナナと言えば一年中スーパーに並ぶ私たちにとって最も身近なフルーツのひとつと言えます。価格も比較的安くそのまま食べるほかにスムージーやバナナケーキなどのお菓子作りに使う方も多いと思います。
マンゴーはトロピカルフルーツの中でも、ダントツに人気が高い果物。なんと世界三大果物にも認定されているそうです。フレッシュのマンゴーに負けず劣らず、ドライフルーツのマンゴーも人気があります。
ドライフルーツのバナナとマンゴーの健康・美容効果と美味しい食べ方をご紹介します。
目次
バナナの腹もちが良い理由
身近な存在のバナナもその栄養素を詳しく知らずに食べている方も多いはず。スポーツをする前にバナナを食べるとよい、という話を聞いたことがありますよね。バナナに含まれている糖質はブドウ糖、果糖、ショ糖でぶどう糖から順に時間差でエネルギーに変わっていきます。このためバナナを食べた後すぐスポーツをするエネルギーに反映されやすいという理由があります。
さらに同じ理由で腹もちもよいので一石二鳥というわけです。栄養価は高いですがカロリーは一本当たり86キロカロリーと控えめなのも嬉しいですね。
バナナを食べるなら朝がいい理由
バナナには脳梗塞や心筋梗塞を予防する働きがあるカリウムや新陳代謝に欠かせないマグネシウムや食物繊維がたっぷり含まれていてなかでも食物繊維の含有量は果物の中でもトップクラスです。バナナに含まれるフラクトオリゴ糖は腸内環境を整える善玉菌が大好きな栄養源。日ごろからバナナを食べている人は食べていない人と比べて大腸がんになる確率が低いと言われています。
バナナにポリフェノールが含まれるってホント?
バナナにはたくさんの栄養が含まれていることが分かりましたが一番大切なのがポリフェノールです。ポリフェノールと言えば赤ワインやブルーベリーに含まれることで有名ですがまさかバナナに含まれているなんて驚きですよね。強い抗酸化作用を持つポリフェノールは活性酸素を取り除き生活習慣病を予防します。熟したバナナほど多く含まれるポリフェノール。熟したバナナをドライバナナにすれば効率よくポリフェノールを摂取することができます。
丸ごとの干しバナナはねっとりとした濃厚な美味しさ
バナナは日本ではほとんど栽培されていないのでドライバナナもほとんどが輸入になります。バナナはバナナベルトと呼ばれる赤道を中心とした熱帯地域で多く栽培され、日本で手に入るドライバナナはタイ産が多いようです。
ドライバナナはバナナチップと刃似て非なるもので皮をむいたバナナをそのまま干しているのですぐにバナナと気付くのは難しいかもしれません。乾燥させることでバナナ独特の甘い香りも凝縮されているのできっと香りでバナナとわかりますよ。丸ごと干されたドライバナナはねっとりとした濃厚な甘さが特徴。食感は干し柿や干し芋と似ています。スライスの干しバナナも販売されていますが是非丸ごとの濃厚な美味しさを味わってみてください。
さっそくドライバナナ作りにチャレンジ
ドライバナナのおいしさにハマったらぜひ手作りしてみましょう。皮をむいたバナナは5~7㎜ほどの少し厚めにスライスします。家庭で作る場合は丸ごとだと乾き切らないのでスライスしてください。ざるにくっつき防止のオーブンペーパーを敷いてバナナを並べ、網をかけて風通しがよい場所で2~3日乾燥させます。1日たったらオーブンペーパーを外して下からも風が通るようにしましょう。
そのままおやつとして食べるほかにチョコレートをコーティングしてドライバナナチョコや刻んでパンやパウンドケーキに混ぜ込んで使うこともできます。
ドライフルーツのマンゴーで視力維持
ドライフルーツのマンゴーにはビタミAやベータカロチンが豊富に含まれています。このため、視力維持や夜盲症防止効果があります。夜盲症とは暗い場所で光を感じにくくなり、目がよく見えなくなる症状。夜間の車の運転中に視界が暗くなってしまうような場合、積極的にビタミンAを取ることで症状緩和を期待できます。
葉酸が豊富なドライフルーツのマンゴー
ドライフルーツのマンゴーには葉酸が含まれています。葉酸は造血や新しい細胞を作るのに重要な成分。とくに妊娠中の女性には大切な栄養分といわれています。不足すると、下痢や脱力感などを起こしやすくなります。
ドライフルーツのマンゴーにダイエット効果?
マンゴーに含まれるリジンという成分は、カルニチンという脂肪燃焼成分を作り出す働きをします。そのためマンゴーには脂肪やセルライト燃焼効果があると言われています。また血流をアップさせる働きもあり、結果的に新陳代謝をアップさせるのでダイエットに効果的です。
ドライマンゴーのヨーグルト漬けは一番人気な食べ方!
「簡単なのにとびきり美味しい!」と大人気のドライフルーツのヨーグルト漬け。なかでも、ドライマンゴーが一番オススメとの口コミ多数です。ヨーグルトの水分を吸収したマンゴーがぷるぷる食感になり、フレッシュのマンゴーに負けない美味しさになります。
作り方は簡単。一口大に切ったドライマンゴーをヨーグルトに漬け込み、一晩冷蔵庫に置くだけ。ヨーグルトは水分が抜けてクリーミーな食感になり、何度も作りたくなる美味しさです。
ドライマンゴーでマンゴージュース
美味しいマンゴージュースがドライマンゴーで作れたら嬉しいですよね。これなら季節を問わず、濃縮したマンゴーの美味しさを堪能できます。
材料はドライマンゴーと水とレモン汁。ドライマンゴー100gを水1カップに入れ、冷蔵庫に一晩おいてもどします。これに水1カップとレモン汁小さじ1~2を加えたものをミキサーにかけてなめらかにします。氷を一緒に砕いて入れたりしてもいいですね。
ドライマンゴーでマンゴーラッシー
ドライマンゴー、ヨーグルトと牛乳でつくるマンゴーラッシー。マンゴーの栄養成分と乳製品を同時に取り入れることが出きるので、とっても健康的で爽やかなドリンクです。朝食やダイエット時のおやつにおすすめです。
ドライマンゴー50gをプレーンヨーグルト200gに漬けて冷蔵庫で一晩おきます。これに牛乳300ccとレモン汁小さじ1ほどを加えて、ミキサーにかけるだけ。お好みで、砂糖やハチミツで甘みを加えてください。
ドライマンゴーをサラダに入れる食べ方
ドライマンゴーをサラダに使う食べ方もオススメ。いつものサラダにドライマンゴーを小さく切ったものを加えると、甘酸っぱいマンゴーの味がアクセントになります。一緒に加える野菜はパプリカがおすすめ。マンゴーの黄色とパプリカの赤がキレイに映えます。カレーなどのスパイシーな料理とあわせたいサラダです。