干しブドウとお酢で作る簡単健康食干しブドウ酢の効果
「干しぶどう酢」をご存知ですか?少し前から話題の健康食品です。ダイエットに効きリバウンドしにくいといいますが、なぜなのでしょう。
「半年で10kg落ちた」「1年で23kg痩せました」と聞くぶどう酢。
1月に1.5kg~2kg弱、日割にすると50g~60g程度の減量ですね。これなら身体にも負担が掛からず無理なく減量できる感じですね。だからリバウンドしにくいのでしょう。
減量できる原因としてこんなことが考えられています。
食物繊維で便通改善 腸内環境の改善
干しぶどうは食物繊維が豊富で100g中4.1gもあります。
そのうち水溶性のものが1.2g、不溶性のものが2.9gで理想とされる食物繊維の取り方 水溶性:不溶性=1:2 にかなっています。
また酢に含まれているグルコン酸は善玉菌が大好きなエサであり、また抗菌作用があるので悪玉菌を減らします。酢と干しぶどうの相乗効果で善玉菌が食物繊維と一緒になって活躍し便通改善効果を発揮するのです。
実際に干しぶどう酢を試した人からはお通じに関する喜びの声が多く聞かれます。腸内環境の改善に効果ありです。
ポリフェノールの脂肪撃退効果
ポリフェノールのひとつにレスベラトロールというものがあります。これはブドウの皮に含まれるポリフェノールで血糖降下や肥満の合成や脂肪蓄積に関わる酵素の抑制効果があるのです。
また食酢にも内臓脂肪減少、血圧低下、血糖値上昇を抑制するなど、メタボ対策に効果があることが、食酢メーカー ミツカンの実験で検証されています。
皮つきのままで食べる干しぶどうならではのレスベラトロールの脂肪蓄積酵素の抑制効果と食酢の内臓脂肪減少効果のダブル効果が頼もしいですね。
また食酢は食前に飲むのが効果的と言われていましたが、ミツカンの実験では食事と一緒に摂取しても効果は変わらなかったそうです(食事メニューにわかめの酢の物を入れて実験した結果)
だから、干しぶどう酢を使った料理で摂取しても効果は現れるということです。
血流促進で代謝アップ効果
干しぶどうには血液を作るのに大切な鉄分や銅をはじめとするミネラルが豊富に含まれています。酢のクエン酸には、カルシウムやマグネシウムなど、体内に吸収されづらいミネラルと結びついて、吸収されやすい形に変える「キレート作用」があります。
この二つの栄養素の効果作用が働き造血作用が期待できます。
血流が良くなるということは血液を体内に運ぶのに必要な酸素量もアップ。すなわち基礎代謝が底上げされるということ。基礎代謝がアップすれば消費カロリーも増加します。今までと同じように動いたり歩いたりしても基礎代謝がアップしているので少しづつですがカロリー消費率も違ってきます。
ダイエット中に心配なのは貧血や骨密度減少。しかし干しぶどう酢を利用している人達は貧血が改善されたり骨密度が増えています。
干しぶどうのミネラルに食酢のキレート作用が働いて体内にカルシウムや鉄が吸収されやすくなるからなのです。
干しぶどう酢の作り方
材料
干しぶどう 100g 食酢 50g はちみつ 大さじ2杯
作り方
1.食酢とはちみつを混ぜる。
2.清潔な器に干しぶどうを入れ、1を回しかけ全体を混ぜる。
3.常温で1~2日置いて馴染ませたら、冷蔵庫で保管。漬けて1日したら食べられる。
酢を使うので非常に酸味のあるものになります。酸味が苦手な人は作り方1のときに、酢を一度レンジで温め酸味を飛ばすとよいでしょう。またはちみつの量を増やす手もあります。はちみつは善玉菌を増やすオリゴ糖を含んでいます。
漬けて1日目、2日目は酸っぱくても干しぶどうの甘味が強く感じられますが、3日目からは全体に酸味が回った味になります。
ヨーグルトに混ぜて食べる人が多いですが、混ぜると不思議と酸味が和らぎます。
またキャロットラペ(人参サラダ)にトッピングしたりかぼちゃのマッシュに混ぜるのもキレイで美味しいでしょう。是非お試し下さい。