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2017-07-18

知って驚き!ドライフルーツをめぐる世界の歴史


ダイエット中の間食や健康のために食べている方も多い、ドライフルーツ。もともとは保存食として発展しましたが、お菓子に、料理に、フルーツティーにと、使い方は幅広いです。今でこそたくさんの種類の果物がドライフルーツにされていますが、そもそもドライフルーツはいつから食べられているのでしょうか。また、昔はどのように使われていたのでしょうか。気になるドライフルーツの歴史を調べてみました。

ドライフルーツのはじまり

ドライフルーツは紀元前6000年頃から作られていたことが分かっています。そのころ、世界地図でいえばロシアの南辺りにあるコーカサス地方で、ブドウやプルーンの栽培が盛んでした。またイラクやエジプト周辺ではデーツが栽培されていました。これらの果物を干すことで保存性が増し甘みが凝縮されることが分かり、ドライフルーツが作られるようになったようです。

ドライフルーツの広がり

紀元前5000年頃になると、ギリシャでイチジクが栽培されるようになり、その後ブドウがイラク辺りまで広がりイチジクやデーツと同じように栽培されるようになると、ドライフルーツの種類も増えていきます。紀元前1500年頃には、インドやペルシャ、アラビアまで、ブドウの栽培の広がりと共にドライフルーツが広がっていったことが民話などから分かっています。乾燥した地域に住む人々にとって、ドライフルーツの普及は食生活を豊かにするものだったと想像できます。

古代ローマの物々交換はレーズンで

レーズンは、栽培に適した気候であるスペインやギリシャで主に作られてきました。古代ローマ時代には、スポーツの賞品として、戦争中の兵士の兵糧として、税金として、また万能薬として等、様々な場面でお金の代わりに使われたようです。驚くことに、奴隷を買う時にも使われていたようです。

ドライフルーツをアジアへ

紀元前100年頃になると、遊牧民たちがシルクロードを通って中国にやってきて地中海や西アジアの文化を伝えました。ブドウの栽培とレーズンなどのドライフルーツはこの時に伝わったと言われています。しかし、中国の漢方の歴史はもっと古く、クコやサンザシなどのドライフルーツはもっと昔から食べられていたようです。

ドライフルーツはさらにアメリカへ

ヨーロッパと他の地域との交易が盛んになるにつれ、ドライフルーツはさらなる広がりをみせていきます。レーズンは保存食であり輸送も簡単なことから、15世紀の大航海時代の船乗りたちのエネルギー源としてとても便利なものでした。レーズンはもちろん、ドライフルーツは、コロンブスの船に乗ってアメリカ大陸にブドウ栽培と共に伝わります。ブドウ栽培に適した気候のカリフォルニアでは、金の採掘者向けにレーズンが大量生産されるようになります。

日本への伝来

日本のドライフルーツといえば干し柿。この干し柿を作る技術が伝わったのは、弥生時代という説もあるようですが、平安時代中期に中国より伝わったとされているのが確かなようです。ドライフルーツと呼べるか分かりませんが、日本独自の食文化である梅干しも奈良時代頃から作られていたようです。はじめは薬として使われていたようですが、次第にお坊さんや武士にも広がり、江戸時代には庶民にも食べられるようになりました。

いかがでしたか。あまり知ることのないドライフルーツの歴史。日本では気候の問題もあり、急激に広まるということはなかったようですが、世界中で古くから人々に食べられているものだったのですね。現代に生きる私たちも、ぜひ食生活に取り入れていきたいものです。

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