簡単で安心!自家製生姜糖の作り方
干した生姜に砂糖をまぶした生姜糖。生姜の辛みと砂糖の甘みがマッチして、やみつきになる味ですよね。生姜は古くから中医学の生薬として使われていることから、様々な効能があると分かっています。日本では奈良時代からすでに栽培されていたようです。お茶請けにもピッタリの生姜糖。その作り方と効能をご紹介します。
目次
生姜糖を手作りしてみよう!
生姜糖はスーパーではあまり見かけないですよね。駄菓子屋やドライフルーツの露店などで時々見かける程度です。インターネットで注文もできますが、簡単なので自宅で作ってみてもいいでしょう。手作りだと無添加なのも安心です。準備するものは、生姜と砂糖のみです。
材料
生姜 お好みの量(皮ごと使う場合は無農薬のものがおすすめ)
砂糖 生姜と同量
作り方
1 生姜を洗ってスライスする。
2 スライスした生姜を水につけていく。(あく抜き)
3 水をすて、鍋に生姜と新たに水をひたひたに入れ、火にかける。
4 沸騰して2~3分で火を止め、茹でこぼす。3・4を2~3回繰り返し好みの辛さにする。
5 生姜と砂糖を鍋に入れ、水をひたひたに入れ、火にかける。
6 中火~弱火でじっくり煮詰めていく。
7 鍋底が見えるようになったら火からおろしてクッキングシートなどに出す。
8 天日で1~2日ほど干して完成。干し加減はお好みで。
生姜糖の効能
生姜は料理でも薬味や臭み消し、お寿司のガリなどでも使われるとても身近な食材です。身体を温める効能は有名で、実感している方も多いのではないでしょうか。生姜の栄養成分にはカリウムと食物繊維が多く、独特の辛味成分であるジンゲロールとショウガオール、香り成分であるジンゲロンとジンギベレンが含まれています。生姜糖にはどのような効能があるのでしょうか。
冷え性改善
辛味成分のジンゲロールには血管を拡張させる働きがあります。そのため、血行不良による末端の冷えを改善してくれます。
胃腸の調子を整える
同じく辛味成分のジンゲロールが胃腸の冷えを改善させ、胃腸機能低下を予防します。
風邪予防
血行を良くすることで、冷えを改善し風邪を予防します。体温を上げ代謝を高めることで免疫力もアップします。
痛みに効く
ショウガオールには、痛みの原因であるプロスタグランジンの働きを弱める力があります。生理痛や頭痛、リウマチなどの痛みを緩和する効果も期待できるようです。
便秘改善
食物繊維が豊富であることと、独特の辛味が胃や腸に対して刺激を与えることで、便秘解消に役立ちます。
ダイエットにも良い
代謝を上げるため脂肪が燃焼しやすい身体をつくります。また生姜に含まれるカリウムはナトリウムを排泄してむくみをとってくれます。ただし生姜糖には砂糖も含まれていますのでほどほどに。
生姜糖の食べ方
生姜糖は、そのまま食べてもおいしいですが料理にお菓子にいろいろアレンジできます。生姜糖の効能を得るためにも、余すことなく食べたいものです。
生姜湯に
生姜糖にお湯を注ぐだけで簡単生姜湯に。紅茶を注いでジンジャーティーもおいしいです。日本茶のお茶請けにもいいですね。
ジンジャーエールに
生姜糖に炭酸を注ぐだけで簡単ジンジャーエールに。甘みが足りなかったらはちみつなどを足してくださいね。レモンやシナモン、ミントなどを加えるとおしゃれな1品になります。
お菓子作りに
焼き菓子やパンを作る際に刻んで入れると、出来上がったときの味のアクセントになり、おすすめです。リンゴとの相性がいいので、アップルジンジャーマフィンなどはいかがでしょう。
煮物に
サバの煮付けや豚の生姜焼きなどに生の生姜の代わりに使うことができます。こっくり煮付ける甘辛味の煮物でしたらなんでも合います。
いかがでしたか。生姜糖を食べて、ぜひその効果を体感してみてくださいね。